銀行システムについて
コンピュータ・システム、主に業務系システムに、大手企業は効率化のために大規模投資をし続けてきた。
コンピュータとは、そうした企業の設備投資に支えられて発展してきたものだ。
現在、コンピュータをすべての人が携帯するようになった。
そうした社会では、コンピュータ・システムは、Cobol言語で作るような型にはまった、いい意味で枯れたシステムアーキテクチャで作るものではとっくにない。
型にはまったとは、プログラム開発時にユースケースが確実に想定できるということ。
ミッションクリティカルなシステムには、このリレーショナルデータベースとこのトランザクションマネージャをレイヤードすれば堅牢なシステムが構築できるということが確立していた。
インターネットという不安定で不完全な媒体を通じて、なおかつ、ダイナミックで不特定な人々とデータ交換を強いられる情報系と呼ばれるシステムでは、プログラム開発時にユースケースを限定することは不可能である。
それゆえ、問題が出ることを前提に運用していく戦略をとることになる。
この考え方は、感染症が感染拡大することを前提に政治と経済の短期的および中長期的な戦略を立案すべき現在の社会状況と相似している。
「問題が起きることはない。」ことを前提にしてしまい、フェイルセーフの仕組みを蔑ろにし、人的あるいは物的な投資を疎かにすれば、生き残ることはできないのが今の社会なのだ。
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