アフターコロナはどんな社会か、元の生活に戻るのか
アフターコロナはどんな社会か、元の生活に戻るのか
私の祖父は材木屋と不動産屋を生業とし、父は土木建築を生業とした。私はコンピュータ・プログラムを生業としている。
時代が職業を作るが、その時代背景も移ろうものである。ずっと同じなんてありえない。
「アフターコロナ」とはパンデミックになる前まで普通にしていた仕事のやり方、
例えば、満員電車に乗って毎日無味乾燥なビルに通いIDカードをかざしさえすれば、毎月口座に数十万円が振り込まれている。
そんな過去の生活には戻りません。
パンデミック前に普通に毎週末、ミッキーに会いに行ったり食べ歩きしたりアイドルの地方公演に遠方まで行って握手したりいつメンと温泉旅行に行ったりした。
年に一回ビクビクしながら行くことになる。
会社が終わると毎日のように同僚と飲み会に行ったり歓送迎会したりカラオケしたりして過ごす。
常識的な人はそんな危険な行為はしません。お店も20分の1程度にかなり淘汰されます。
アフターコロナとはコロナ前の生活が戻ってまた以前と同じように楽しく暮らせるということではありません。
概念や定義がそれぞれのカテゴリーや業界で変わるということなのです。
例をあげると、
アイドルに触れることが目的だったアイドルおたくの皆さんは迷ったあげくにオンラインで投げ銭して名前を呼んでもらえることが目的に変わるでしょう。
テレワークをやめて毎日会社に通勤する社会には戻りません。
英国が2021年7月現在進めているように「元に完全に戻します。」という会社も出てきますが結局失敗します。
アフターコロナを生きていくために必要なことは、これまでの成功体験などのこだわりをすてて、柔軟に、そして他人に合わせようとせずに、自分ができることをコツコツ進めることです。
そして「自宅」がより重要性が増します。
寝るだけの場所だから駅から近い通勤に便利な不動産が価値を持ってきたが、広い自宅、設備が充実した自宅、環境が良い自宅、そうした家や部屋が望まれるようになります。
飲食店のサスティナビリティの問題に言及せざるを得ません。
コロナ前の形態のままの外食店は淘汰されます。
多くの飲食店の皆さんが2021年秋には元に戻ると期待しているようですが、そうはなりません。
短時間で少人数で会話せずにサッと食事する新たなコンセプトのファーストフード店や立ち食い店、そしておひとりさま専用店といった形態のみが存続できるでしょう。
社会も会社も何百年も同じということの方が異常です。
コロナによって短期間に変わることを迫られているだけで、変わるのが当たり前なのです。
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