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2018年AWSがクラウドシェアトップ陥落は誤解というのは誤解である

2018年AWSがクラウドシェアトップ陥落は誤解というのは誤解という話。

この夏に2018年一年間のクラウド世界シェアが発表されました。

四半期ごとに公開される各社のPLから割り出した売り上げ金額から決定しているのだと思う。

詳細は下記の記事を見てください。

AWSが世界のクラウドサービス市場で首位陥落、マイクロソフトが逆転 | 日経 xTECH(クロステック)

https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/05452/

アプリ開発者の立場から見ると、AWSというサービスが圧倒的に使われているしその情報もあふれていると考えるでしょう。

しかし、視点を変えて、営業職や人事などの管理部門では、オフィスソフトや財務管理システムやブラウザしか使いません。

マイクロソフトがWindows10を無料化に踏み切り、Officeをサブスクリプションに切り替えてから5年ほどたつが、ついにクラウド化したOfficeがAWSの全売り上げを超えるまでに成長したということを表しているのである。

要点は、次の2点である。

・クラウドというひとつのサービスを見る視点のレンジ
・シェアの算出根拠は契約者数ではなく売り上げ

単に「Cloud クラウド」と言っても次のような区分分けが一般的になされている。

オフプレミスでコンピュータを運用するものすべてがクラウドに該当する。

オフプレミス
“” : ユーザ視点での制約。制約が少ないことは自由度が高いが、使いやすいわけではない。

・IAAS
インフラサービス(データセンタ、おもに通信会社が運営している)
"回線、ビル、免振装置、無停電装置以外は自由にできる。"
NTT
Softbank
KDDI

・PAAS
プラットフォームサービス(いわゆるレンタルサーバ、ホスティングも含まれる)
"回線、ビル、免振装置、無停電装置、コンピュータ、オペレーションシステム、(一部ミドルウェア)以外は自由にできる。"
AWS
Azure
GoogleCloud

・SAAS
ソフトウェアサービス(アプリケーションソフトをサブスクするサービス)
"回線、ビル、免振装置、無停電装置、コンピュータ、オペレーションシステム、ミドルウェア、アプリケーションまで自由にできない。アプリケーションの使い方だけが自由にできる。"
Office365
iCloud
Firebase
Oracle
Salesforce

契約者数で見ると、GoogleCloudとiCloudのどちらかがトップだと思われる。

それぞれ、GoogleアカウントまたはApple IDと連携しており、スマートフォンを使えば、どちらかのアカウントを持つことになるからだ。

しかし、2018年のクラウドシェアの算出は売上額だ。

GoogleCloudもiCloudも多くの人が無料で利用しているため、シェアは低くなるのである。

そして、ソフトウェアサービスはプラットフォームサービスに比べ、ユーザを囲い込むことが容易であるため、今後も主流になっていくだろう。

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