国家認定プログラマになって心の底から良かったと思う。
コンピュータ(電子計算機)を初めて触れたのはいつだったろう。
叔父の事務所の机に置かれた「大きな電子卓上計算機」に触れたのがそれだった。
私にとってコンピュータは科学計算を行ったり、会計計算を行ったりする高価な機械と捉えていた。
数年後、「大きな電子卓上計算機」はスマホほどの大きさの「電卓」となって父が見積もりに使っていた。
高倉健さんが「FMV」をCMしていたり、漫画や戦隊モノで○○博士が何かを解析するために動かす、「光を点滅させ、連続紙を排出する大きな機械」としてコンピュータが目前に現れたりした。
大学を中退し勤務した特許事務所で、見るからに可愛らしいオフホワイトのプラスチック製のMacを目にしたが、私が使っていたのはOASYSと呼ばれる「ワープロ専用機」だった。
ここで初めて、キーボード付きコンピュータの使い方を覚えたことが、私が国家認定プログラマになることにつながったと思う。
「コンピュータというブラックボックスとは一体何か?」
という命題に取り組んだが、ソフトウェアハウスで研修を受けた3ヶ月が「コンピュータとは何か」を理解させてくれた。
東証一部上場企業で、自治体や商業施設のネットワークやシステムを、受注活動し見積もり契約し要件定義しエンジニアアサインし納品し請求するというフルスタックを体験できたことはコンピュータやプログラムを覚えたことと同じくらい大切で貴重なことだった。
プレーンテキストによるアプリ設定とパイプ(ソケット)によるアプリ連携、そして一見とっつきにくいviと呼ばれるエディタがメインアーキテクチャであるUNIXが大好きになり、今でもこうしてUNIX(Mac)を使っている。
指先だけで対話ができるコンピュータは、音声認識や画像認識ができる現在になっても、もっとも人のエネルギー消費が低くかつ効率の良い対話方法である。
今でも、寒いほどエアコンの効いたコンピュータ室の騒音と、VT100端末の黒地に白い文字でシェルを使って「プログラムとはこういうものだよ。」と教えてもらったことを思い出す。
国家認定プログラマになって心の底から良かったと思う。
2023年12月 | ||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
  |   |   |   |   | 1 | 2 |
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |   |   |   |   |   |   |
iOS
web
?スA?スv?ス?ス?スフ抵ソス?ス??
?スu?ス?ス?スb?スN?ス`?スF?ス[?ス?ス?ス^?ステ搾ソス?スZ?スp
?スV?ス?ス?ス?ス?スミ会ソス
?スT?スE?ス?ス謨ァ?ス?ス
?ス?ス?ス{?スフなりた?ス?ス