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「権限を持った管理者を置かない通貨システムにおける二重支払い問題」は2008年11月まで解決できない問題だった

X Window System と出会った30年前、現在のパソコンにあたる「X端末」が「Xサーバシステム」を搭載していたことは、クライアントサーバシステムを理解する上で衝撃だった。

高価で大きなワークステーションやミニコンがXクライアントで、中央演算装置(CPU)すら搭載していない端末(入出力装置としてのキーボードとマウスとモニタのセット)がXサーバとされていることが不思議だった。

「クライアントとサーバ」とは、日本語でいうと、「利用者と提供者」だ。

資源や機能を提供する側が「サーバ(提供者)」と呼ばれ、それらを利用する側が「クライアント(利用者)」と呼ばれる。

長く利用されてきたVT100に代表されるいわゆるキャラクタ端末は、サーバに記憶装置や演算能力を要求し、サーバの資源を利用した結果を文字情報として受け取りフォントに変換して画面に表示するという設計思想だった。

X Window System は、クライアント(ワークステーション)からサーバ(端末)に対して描画資源を要求し、サーバ(端末)はクライアント(ワークステーション)に描画資源を提供するという設計思想に変えた。

現在でも、macOSなどのUNIXではそのまま利用され続けている。

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中本智さんが考案発明したブロックチェーンの核心部分は、既存のハッシュや電子署名や暗号アルゴリズムを利用したブロックをチェーン化したデータ構造ではない。

中本智さんの論文で解決すべき問題として真っ先に述べられているのは、「絶対権限を持った管理者(スーパ・ユーザ)を置かない電子通貨(分散管理手法で実現する通貨管理)を実現するために越えなければならない問題」であった。

「絶対権限を持った管理者(スーパ・ユーザ)を置かない通貨システムにおける二重支払い問題」は暗号手法だけでは解決できない問題なのである。

決定的だったことは、中本智はそれを数学的手法(自然科学)ではなく、現実的手法(社会科学)で解決したことだったのである。

Proof of work とは「数学的に解決できない問題を解くことで落札者(ブロックチェーンを管理する人)をその都度ごと(1日に144人)に毎回決定するしくみ」である。

この社会科学的な解決手法は、一部の数学者から批判されているが、「絶対権限を持った管理者(スーパ・ユーザ)を置かない通貨システムにおける二重支払い問題」は、2008年11月に中本智が論文を発表しその二ヶ月後にブロックチェーン・プログラムを一般公開するまで、誰もが「解決できない問題である。」と思い込んでいた。

そのエポックから10年が経とうとしている今では、Proof of work は電気ばかり使って環境に良くないとか、Proof of Stake や Proof of Importance や Tangle method などといったような安易な手法で「絶対権限を持った管理者(スーパ・ユーザ)を置かない通貨システムにおける二重支払い問題」を解決する通貨システムであるとして運用され、「通貨を保有して常にオンラインの状態において置くことで金利を得られる」というそれらの特徴のために仮想通貨取引所に通貨を預託し、その結果、ハッキングされ丸っと盗まれてしまう事態が表出している。

私は、「絶対権限を持った管理者(スーパ・ユーザ)を置かない通貨システムにおける二重支払い問題」を解決する手段として提示されている Proof of work 以外の新しい仕組みはどれも未熟であり、問題を解決できていないと考えている。

Proof of work は9年間の運用実績がこの二重支払い問題を解決していることを実証しているが、その他の仕組みは全く実証されていない安易で脆弱な仕組みであると言える。

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