三種の神器とは「種の器」人の特徴を表したメタファだった
2017年11月27日
三種の神器とは「種の器」人の特徴を表したメタファであることをここに発表するものである。
イワレヒコ(神武)は九州を出て、近畿をめざした。
近畿において、ニギハヤヒと出会ったが、二人は戦いをやめた。
そのわけは、二人は同じ人種だったからだった。(「天羽々矢を見せ合った」日本書紀)
天皇が二つに分かれた南北朝時代に「三種の神器」を奪い合ったことは有名だが、実はこの三種の神器とはモノではない。
「種の器」とは、人の特徴を表したメタファなのである。
現在でも、見た目や能力を「器量」という。
・目 ー 鏡(カガミ)
・鼻 ー 劔(ツルギ)
・耳 ー 勾玉(マガッタタマ)
いづれの写真もWikipediaより引用
二重のまるまると大きい目(黒目)(鏡)
鼻筋の通った高い鼻(剣)
ふくよかな耳たぶ(勾玉)
のメタファーである。
「八尺瓊勾玉ならびに鏡と剣の形代を所持することが皇室の正統たる帝の証し」なのである。
1世紀から3世紀の弥生時代は、南洋から渡来してきた縄文人と中国朝鮮から渡ってきた弥生人が列島を支配していた。
九州から関西までの地域(倭国・邪馬台国連邦として知られている)は、細い目で耳たぶが無く、鼻が低い弥生人が多くを占めていた地域だった。(鬼界カルデラ噴火で縄文人は東遷し、空白地域の関西以西に弥生人が入り込んだ。日本アルプス以東はすべて縄文人国家だった。)
祭祀(神との対話・シャーマン)を行うことが役割である天皇(大王・オオキミ)にとって、縄文人であることが天皇になる絶対条件だったのである。
写真が現存している明治、大正、昭和の各天皇の姿を見れば一目瞭然である。
大化の改新というテロ事件以降、どんなに藤原氏が権力を掌握したとしても、弥生人の藤原が天皇になることはできないことなのであった。(種の器を持っていない。あるいは、その器量ではない。)
故に、日本は権威と権力の二元体制になったのである。
2万年前から日本列島で生きてきた縄文人の王ニギハヤヒと、西暦1世紀に南方から渡ってきた縄文人と同族であるイワレヒコが近畿で出会い、この日本を形成していったのである。
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