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なぜ難しくてもC言語とC++を習得する必要があるのかその理由

なぜ難しくてもC言語とC++を習得する必要があるのかその理由

私がC言語を教えてもらったのは1991年の春だった。

実に26年以上も月日が流れた。

この30年、変わらないことの方が多い。

自動車はガソリンを燃料に4つのゴムの車輪で数億年前の動物の死体を加工したアスファルトの上を走っているし、人間の形も変わっていない。

コンピュータはノイマン型でQWERTYキーボードにマウスにモニタと何も変わっていない。

しかし、大きく変わったことがふたつだけある。

インターネットが一般の人や企業に解放されたことと全ての人がコンピュータを持ち歩いていることである。

私が初めて事業を始めた1988年にはインターネットが解放されていなかったので、しかたなくデータを磁気ディスクに保存したものを電車に乗ってクライアントに手で持って行っていた。

研究所や大学でインターネットを使える環境があったとしても商取引は禁止されていたため、請求書はメールで送付することはできず、郵便局まで持って行かなければならなかったのだ。

この30年で変わったこと、それは人やモノの物理的移動が圧倒的に必要ないこと。

30年前、多くのエネルギーが人やモノの移動に消費されていた。

会議のたびに会議室に移動し全員が揃うのを待ち、打ち合わせのたびに新幹線や電車で移動した。

これでは時間がいくらあっても足りないし個人にかかる負担は相当大きかった。

この無駄が経済活動といわれ、日本の経済を回していたのである。

今でもキックオフに顔を合わせたいという人はいる。

手土産を期待してのことではないだろうが、イベントが好きなんだろう。

フェーストゥフェースの面会もピアトゥピアの電話も単に「自分の情報」を渡し「相手の情報」を受け取るためだけに行うものである。

ビデオ映像では人となりがわからないと思うのであれば、分かるように訓練すべきである。

それだけでも時間や体力の大きな節約になる。

2000年代になっても、慣習的な面会を行う必要がまだあったが、目的は相手の実在を確認しその信用調査をしに行くようなものだった。

エスクローと評価値によって、取引相手の信用力そのものが意味を失いつつある。

相手が実在するかとか、相手の実績は正しいか、代金が焦げ付いたりしないか、いい加減な仕事をされたりしないかということをもはや心配することがないからだ。

30年前と変わらないことのひとつ、C言語。

50年前にunixがアセンブラとC言語で書かれた。

21世紀の今でもOSを作ることができるのはC言語だけである。

javaやPythonではOSは決して作ることができない。

SoCsに定義されたニーモニックを使うかC言語を使うかの二択である。

boot strapはニーモニックで書く必要がある。

JavaやPythonは技術を持たない人でも使えるようにと作られた言語である。

C言語とC++を習得し、フレームワークに縛られることなく、コンピュータとインターネットを自由に航海し、自分独自のアプリを作って行って欲しい。

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