私が景気の良し悪しを判断する一番の材料はいわゆる大物ガイタレが来日公演をするかどうかだ
1990年代の前半に生きた人々は1980年代が超好景気のバブルだった事はもとより、そのバブルが終わったことにも気付いていなかった。
1990年代末に山一証券が2017年現在東芝が行なっているような不正会計で倒産したり、長銀などたくさんの銀行が破綻した金融危機に陥り、初めて日本が不景気になったことを知った。
私たちの税金で三菱、住友などの都市銀行を含むすべての銀行に公的資金を貸し付けなんとか銀行業務を続けることが出来たのである。
後になってから、「ゴッホのひまわりだとかニューヨークのロックフェラービルとか買ってたな」と、「あれ、景気良かったからだったんだ」と。
私が景気の良し悪しを判断する一番の材料はいわゆる大物ガイタレが来日公演をするかどうかだ。
1980年代はマイケルジャクソンやらブルーススプリングスティーンだとかシンディーローパーなど大物ガイタレが連日のように東京、名古屋、大阪でライブを行なっていた。
2000年代になると、多くのガイタレは日本をスルーして北京やシンガポールなど景気の良い都市で公演を行うことが多く見られた。
日本で公演を行うガイタレはいなくなってしまったのだ。
それが、2016年ごろから手のひらを返したように日本を舞台にした洋画が立て続けに封切られたり、日本の原作を基にした洋画が作られることが格段に増えた。
日本を見向きもしなかったガイタレが東京で公演を何日にもわたって開くようになった。
2008年10月のリーマンショック
2011年3月の大地震と大津波と原子炉爆発
この二つのショックを原点とする不景気は私がこの社会にデビュして初めて体験する不景気だった。
景気が回復するまで5年かかったことになる。
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