東京オリンピックの閉会式を行う頃の社会では人の思考はマルチスレッドになっている
東京オリンピックの閉会式を行う頃には、人の思考はマルチスレッドになっている。
人は食事をしながら会話することができるが、それは実際にはタイムシェアリングであって実時間でマルチなことをしているわけではないことは体験的にわかるだろう。
表面的には友達と会話して笑っているが、オルタナティブな思考で次の仕事で使う提案書のネタを集めていたりする。
それを実現するデバイスは「メガネ」になるだろう。
その頃には電話を持ち歩く人はほぼいない。懐古主義の中年のおじさんが自慢げにポケットから取り出して見せるぐらいだ。
入力方式として声が主体になると思われていたが、声は人混みでは使いづらい。
人は特別に入力することはしない。
メガネが常に脳波を読み取ってTPOに基づくプロンプトを提示する。
人はその中からパイプライン的な逐次実行項目を目線で選択しメガネに実行させる。
結果は脳の記憶エリアに直接書き込まれるため、結果のテキストを読むなんてことはする必要はない。
必要なら会話相手の顔の上に映像を表示してもよいので、視線は動かす必要はない。
メガネの外部記憶装置は人の脳であるので、メガネが調べた内容は人の記憶として残ることになるのである。
小学生以下の子供はクラウドに脳のバックアップを取るようにしている。
親が監視するためだ。
人は音声で通話することは滅多にしなくなる。
代わりに、メガネが脳波をテキスト化し通話相手に送る。
テキストを受信した通話相手のメガネは通話相手の脳の一時記憶エリアに通話元の名前とともに直接書き込む。
気の早い人はメガネをつけるより首の後ろにデバイスを埋め込むのがトレンドになりつつあるらしい。
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