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1000年間も人類はテキストで意思疎通をしてきた

電話などの音声で、数字などを共有するのはかなり危険だ。

セキュリティの話をしているのではない。

電話の音声というのは、人の声の広域と低域をカットして一部の帯域だけを抽出して送受信するという特性がある。

数字が聞き取りにくかったり、間違って聞き取ってしまったりすることが起こりやすいのだ。

人によっては、取引を始める時や相手の信用度を図るために、会って話したり電話で話したがる人がいる。

対面で会って、顔を見ながら話すと、その人となりが分かりそうに思うが、実際には、その人の面接スキルがどのくらいあるのかであり、その人の本来の内面が必ずしも外面に表出するわけではないのである。

数十年のスパンで一緒に仕事する仲間を決めるのに、会って話をして決めたいと思うのは分かるが、長くても数ヶ月の取引をするために、時間と場所を共有する必要が果たしてあるのかというと、そうとは言えないだろう。

これまでの社会システムでは、取引を開始するには、会って話をすることは必然性があった。

通信手段がごく限られていたためだ。

私がワープ入力代行業をしていた30年前には、データが入ったフロッピーディスクを多摩から都内まで運んでいた。

インターネットは学術的な目的に限定され、商業利用が禁止されていたし、パソコン通信でメガバイト単位のデータを送るのは実質的に不可能だったからだ。

手紙に切手を貼って街に数カ所しかないポストに投函しなければならなかった時代があった。

手紙のやり取りに4日はかかるし、切手を郵便局に買いに行ったり、ポストに投函しに出かけなければならない。

FAXという瞬時に手紙を送れるものができた。

ペンで文字を書いたり、ワープロで打った文書をプリンタで印刷して送らなければならなかった。

電子メールやメッセージによって、印刷せずにテキストをキーボードで打ってすぐに送れるようになった。

ここで重要なのは紙という高価なメディアに印刷しなくて良いということだ。

それによって、A4やB4という用紙サイズを気にせず、ブランク(空白行)を使えるようになった。

遠く離れた人と人がコミュニケーションをとる場合、9世紀から19世紀までテキスト(文章)によってそれを行ってきた。

実に1000年間も人類はテキストで意思疎通をしてきたのである。

20世紀にベルが電話を発明し、コミュニケーションは音声がテキストに取って代わり、それが100年続いた。

21世紀になり、インターネットの普及により、再びテキストがコミュニケーションのメインストリームになった。

相手が信頼して取引できる相手かどうかをテキストで判断する能力が求められる時代が100年ぶりにまた訪れたのである。

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