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手を抜いて安さばかりを追い求めすぐ壊れる、そんなものを売るのも買うのもやめよう

物の値段が年々やすくなることに慣れ、今年はもっと効率的に手を抜いて、外注を安く使いあるいは素人に安く作らせ、あるいは中国人に安く作らせ、「日本人は安けりゃ買うんだろ」と言わんばかりに、安い商品、すぐ壊れる商品、すぐ破れる衣服、真っ二つに折れる自転車、そんなものを売るのも買うのもやめよう。

カップアイスという商品がコンビニやスーパで売っているが、何十年も前からずっと100円なのだ。

買って食べてみると、アイスクリームではない。ラクトアイスという全く別の食べ物で水っぽくておいしくない。

社会で商品を売ることは「マーケティング」という言葉で知られている。

product・商品企画

place・商流

price・価格戦略

promotion・宣伝

社会で金儲けをするために、企業はこの4つの切り口で優位に立とうとする。

中でも、最も簡単に操作できるのが価格である。

アイスクリームを水で多少薄めても、多くの人々はそれに気づかない。

毒で薄めているわけではないので、食品表示法に則ってラクトアイスとパッケージに小さく書けば何も問題はない。

しかし、それは既にアイスクリームではない。

実際には異なる商品であるのにもかかわらず、同じ商品であるように見せかけて、価格を据え置いて、人々の購入意欲をかきたてるのである。

衣服の場合はヨーロッパ発でその年の流行色やデザインパターンが決められ、世界中の服飾業界が追従する。

ベースの型はその種類によってここ数十年間変わっていない。

そこにデザイナが独自のアイデアを盛り込んでいくのだが、毎年デザイン料金が下げられ、その結果として十分な検討のないまま類似デザインが出来上がる。

企業が前年より安い商品を社会に投入しなければならないという間違った考えに固執しているからなのだ。

「どうせお前ら日本人は安けりゃ喜んで買うんだろ。その結果、自分の給料が減っていくのに気づかずに。」

日用品、家電、電子機器、自動車、多くの企業は日々、深層心理でそう考えながら商品の企画会議をしているのだ。

はっきり言えるのは、今の社会は適正価格とはいくらなのかを市場システムが決めることができなくなっている。

中国など日本とはまったく異なる物価や社会情勢下で安いコストで作られ、その安い商品が日本の市場にばらまかれる。

一見しただけでは、その安い商品が日本製の商品と変わらないのか、それとも粗悪品かは分からない。

電子機器の場合には、中国製しかないため比較することすらできない状況になっている。

自分の得意なことに人生を捧げ、生活に必要な米、味噌、その他を買って人は生きている。

それが社会で生きる事を選んだ人間の唯一の生きる道だ。

味噌がスーパで買えるのは、その味噌を作って生活している人々がいるからだ。

1日に3万個の味噌を作る100人の工場で一個300円の味噌を作る場合、スーパへの卸値200円-大豆仕入れ代等原価80円x30000-光熱費20万円-100人x3万円=360万円−20万円ー300万円=粗利40万円

粗利から工場設備の減価償却費、管理部門スタッフの給料や役員の給料や営業社員の給料や広告宣伝費、配送費が差し引かれ最終的な利益になる。

ここでは考慮していないが、大豆をお味噌にする工程にかかる費用が実際には差し引かれる。

味噌を作る人もそれ以外の人と同様に米や味噌をスーパで買って生活している。

東京でアパートを借りて生活するには月30万円前後必要だ。

手取り給料を30万円とするためには、社会保険料や賞与等を考えると企業の人件費負担は60万円必要となる。

そうすると、企業が人を一人雇用するということは、1日3万円の人件費負担が新たに発生することになる。

他社より安くスーパへ売るには、大豆の質を落とし海外産の遺伝子組換え大豆に替えたり、工場を中国に移転して人件費を安くするしかその方法はない。

工場を海外に移転することは、特段法令に違反していることではないので、当然ながら営利企業は海外に工場を移転する。

その結果、日本国内の雇用機会が失われ、安い中国製が市場に投入されることによって、お味噌工場で働いていた人々は他の工場でより安い給料で働き始めなければならなくなる。

お味噌を作っていない他業種であっても給料が下がることになるのである。

ここまで述べたことが、いろんな業種で繰り返されることによって、日本の市場メカニズムは壊れ、日本の労働市場も壊れた。

自由貿易が本当に良いことなのか、みんなで考えてみよう。

お米がそうであるように、高い関税によって保護したほうが、日本における市場メカニズムが有効に機能し、日本人が生産した商品を日本人が消費するという好循環になると私は考えている。

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