10年代に入ってから購入した電子機器と呼ばれるプリンタやハードディスクドライブが3年で壊れるという現象が多発するようになった
現在は2017年だが、10年代に入ってから購入した電子機器と呼ばれるプリンタやハードディスクドライブが3年で壊れるという現象が多発するようになった。
00年代までは、中国で組み立てられたプリンタやハードディスクドライブであっても、中身の部品はほとんどが日本製だった。
しかし、10年代に入ると、中国で組み立てられているプリンタやハードディスクドライブが中の部品の生産も中国国内で行うようになった。
中国の工場の歩留まりは日本のそれより30%も少ない。
中国でコンデンサなどの電子部品を1000個作れば、300個は初期不良だ。
出荷検査をすり抜けた電子部品が電子機器に組み込まれる。
しかし、出荷検査には合格しても、電子部品の耐久性が日本製の部品とはまるで違うのだ。
その結果、10年代以降に商品棚に置かれた電子機器は、電源部が壊れたりなど、購入後3年以内に正常に動作しなくなってしまう。
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2010年に購入したCanonのカラーレーザープリンタは数年で動かなくなってしまった。
2013年に購入したAppleのネットワークハードディスクドライブは2016年に突然壊れてうんともすんとも言わなくなった。大切なデータはすべて消えてしまった。4万円もするハードディスクがこんな壊れ方するとは想定していなかった。
1991年以来、何台もハードディスク内蔵のコンピュータを使ってきたが、ハードディスクドライブが壊れたのはこれが初めてだ。
2014年に購入したブラザー工業のインクジェットカラープリンタは2017年にブラックインクだけが印字されなくなった。買った時から筐体がペニャペニャでこれ大丈夫かと感じたがその感覚は正しかった。
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2002年に購入したブラザー工業のモノクロレーザープリンタは2017年になっても請求書を印刷し続けている。
2002年に購入したDellのコンピュータは2017年まで毎日動き続け、壊れることなくその役割を全うし、電源を落とした。
2002年に購入したBUFFALOのハードディスクドライブは容量不足になるまで壊れることなく、大切なデータを保存し続けてくれた。
2003年に購入したNationalのIHヒーターは2014年にファンが壊れるまで料理を作り続けた。
2010年に購入したAppleのコンピュータは2017年の今もアプリを作り続けている。
これらはすべて、中国製だ。
made in china は中国で最終組み立てを行なったということ。
最近では日本製を売り文句にする製品が出てきているが、それは単に日本で最終組み立てを行なったというだけで、コンデンサなどの電子部品が日本製であるかの判断材料にはならないのだ。
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