未成年による握手会という非合法の疑いが強い悪習をアイドル業界から無くすべきだと考えている
子供がテレビやコンピュータに華やかに映しだされるアイドルに憧れを抱き、そして自分もそうなりたいと思うのは、自分が社会に認められることを無意識に望んでいるからである。
憧れるアイドルに近づきたいと思うのも至極当然のことだ。
しかし、15歳以上の男性や女性がアイドルに抱く感情はそれとは全く別物なのである。
15歳以上の男女はその人生の主な目的が生殖に変化する。
生き物であれば当然のことであるし、染色体に染めこまれた「なぜ生き物は繁栄したがるのか?」という不思議に関わる事柄でもある。
15歳を迎えると、人は異性によく思われるために全ての行動を行うようになる。
そして、異性を求め徘徊しはじめる。
テレビやコンピュータで頻繁に露出するアイドルは、その異性の代替として機能することになる。
恋愛対象としてアイドルを見るように変わり、アイドルは恋愛対象に見つけてもらう機会を広げるためにアイドル活動を行うように変わる。
ファンを満足させることよりも、自分の幸せを考えるように変わるのである。
10年代に入り、CDがアイドルに近づくためのチケットに変貌し、その柔らかいパッケージを破ることすらされないようになった。
10代の子供たちに「ファンの方の手を温めるのがアイドルの仕事」だと教え込み日本国中を「握手会」と呼ばれる性風俗イベントで飛び回らせる。
好きでアイドルになり、芸能事務所に採用されて迄は、労働者と企業の意識ベクトルは共有されている。
ところが、現実は華々しい大きなホールで歌って踊ることは少なく、ショッピングセンターや小さなライブハウスを回って、握手をさせられている。
20歳を超えた大人がお金のためだと割り切って握手会を行うのは構わないが、分別のない未成年のこどもに「ファンの方の手を温めるのがアイドルの仕事」と教え、握手会を実施させるのは非合法の疑いが強い。
保護者は子供が望んでいるのだから悪いことではないと、芸能事務所と契約し、握手会を実施することが契約に盛り込まれた読むこともできないような分厚い契約書や規約を渡される。
問題なのは、ハロプロを見ていると分かるように、病気になりアイドルを辞めざるを得なくなる子供が実に多いことだ。
アイドル所属メンバーが数年でコロコロと入れ替わっていく「モーニング娘。のビジネスモデル」にその問題がる。
知らない大人と毎日のように元々日本にはない習慣である「握手」という行為を強いられることは、未成年者本人が自覚しているかどうかに関わらず、強いストレスを感じているだろう。
その結果、心身を痛める子供が多い。
私は、未成年による握手会という非合法の疑いが強い悪習をアイドル業界から無くすべきだと考えている。
握手会というイベントは、成人したアイドルに限定して実施すべきものである。
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