明らかにスマホはパソコンを性能で追い抜いたと言える
「将棋アプリはスマホ用ではまだまだ人には及ばない。
スマホはパソコンよりも性能が劣っているからだ。」という言質が多く見受けられた。
スマホは一部の低価格スマホや発火することを覚悟で高スペックを採用した一部のスマホを除けば、価格も性能も大きく変わらない。
それに比べて、パソコンと日本人が呼ぶコンピュータはお金をどのくらい投資するかによって性能はバラツキがとても大きい。
CPUを数万個オーダーで並列動作させるスーパーコンピュータと言われるコンピュータとスマホを比べることは意味がない。
スマホといっても、それはコンピュータの一形態でしかないし、パソコンもまたそうである。
スマホとパソコンの性能を知りたい人はコンピュータの技術に興味の中心があるのではなく、手元にある小さな手のひらサイズのスマホと机の上の大きなパソコンは見かけ上パソコンの方が性能が良いように見えるし、スマホが登場した10年前にはパソコンと比べようもなかったが、かなりスマホのスペックが良くなってきたし実際はどうなのだろうか?と思っている。
比較するには一般的に販売されているスマホとパソコンを比較する必要がある。
一般に「スマホの性能はパソコンよりも劣るのか?」という問いに答えるには、すぐに手に入るあるいは手元にある普及品で比べるのが一般に適している。
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一般的にスマホ(smart phone)はパソコン(personal computer)よりも性能(速度)が劣ると思われている。
2016年に発売されたiPhone7と量販店で販売されているノートパソコンの性能(速度)を表すベンチマークを見てみよう。
・普及品のパソコン 2016年発売
東芝 dynabook RX73/VQ
富士通 LIFEBOOK AH45/X
10万〜13万円
Intel Core i3-6100U 2300 MHz (2 cores)
Geekbenchベンチマーク値 5304
・普及品の企業向けパソコン 2016年発売
Dell Latitude 3560
6万円
Intel Core i3-5005U 2000 MHz (2 cores)
Geekbenchベンチマーク値 4308
・普及品のスマホ 2016年発売(日本で最も使われているスマホ)
Apple iPhone7
7万円
Apple A10 Fusion 2340 MHz (2 cores)
Geekbenchベンチマーク値 5590
ベンチマーク値は数値が大きいほど性能が良いということを表している。
日本では、家庭でも職場でもパソコンといえばノートパソコンなのでノートパソコンで比較している。
コンピュータとスマホを比較する場合、専門職用の高スペックなコンピュータ(Core i7 3GHz 8 cores や Xeon E7-8857 v2 3.6GHz 48 cores)と普及品のスマホを比較することが多いが、それでは意味はなく、手元にあるあるいは店頭にあるコンピュータとスマホで比較するべきである。
この結果を見れば、明らかにスマホはパソコンを性能で追い抜いたと言える。
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