たまたま偶然することになった職業を正直に一所懸命することが日本を良くする唯一の方法だ
小中学生のころは、朝6:30に起きていた。
私は子供のころから朝型だった。
ポンキッキーズとか他にもアニメがやっていたのだが、父は必ずチャンネルをガチャガチャいわせてNHKに合わせた。
朝6:30になると「明るい農村」という農家の皆さんのドキュメンタリー番組が始まる。
酪農家が真冬に牛の世話に精を出して白い息を吐いたり、今年の稲作は東北地方では不作だったとか、闘牛の行事に向けて牛を手入れしているんだとかいうのは、子供にとって全く関心がなくどうでもいいことだった。
私の友達の家や親類にも酪農家や農家は大勢いた。
私の家でも、広い庭の半分ぐらいを使って祖母が、トウモロコシやインゲンなどを育てていたが、鍬で遊ぶのがせいぜいで手伝ったことはなかった。
農家がいなければ、私たちは生きていくことができないことが今では分かるが、その重要性は最近までわからなかった。
みんながアプリを作ったら、日本人は生きていけない。
外国から輸入すればいいと考えがちだが、その外国が不作になったとき自国民を差し置いて日本に優先的にお米を輸出してくれるだろうか。
私は何の因果か偶然に、アプリを作ることを生業にして生きている。
人生なんてコントロールできないものなのであるから、たまたま偶然することになった職業を正直に一所懸命することが日本を良くする唯一の方法だと考えている。
さぁ、「明るい農村」の次は「朝7時のNHKニュース」が始まる。
朝7:30には学校に歩いて行かなければならない。
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