Windows10の回復ドライブとバックアップの違いとその併用について
Windowsという変わった*1特殊なオペレーティングシステムは、Macのようにunixではないので、MS-DOSからのディスクに対するこだわりが強いようだ。
\*1 21世紀の現在唯一WindowsだけがunixではないOSである(unixライセンスを受けている正規のunixであるかは別として)。macOSは正規のunixライセンスを受けている。
そこで、Windows10の回復ドライブとバックアップの違いについてまとめておく。
windows10ではバックアップはファイル履歴と呼ばれ、macのTime Machineのようにファイル単位で自動バックアップするようにようやくなった。(Windows10 Home Edition でもネットワークドライブに対応するようになった。)
回復ドライブとシステム修復ディスクはどちらか一方があればよい。通常は回復ドライブでよい。
・回復ドライブ
機能:コンピュータを初期状態に戻す。システムイメージと合わせて使うとユーザ作成ファイルも含めたリストアができる。
OSイメージ:あり
媒体:USBメモリ
作成方法:コントロールパネル ー 回復 ー 回復ドライブの作成
・システム修復ディスク
機能:システムイメージと合わせて使いリストアができる。
OSイメージ:なし(起動ツールのみ)
媒体:CDROM
作成方法:コントロールパネル ー バックアップと復元(Windows7)ー システム修復ディスクの作成
・システムイメージ
機能:回復ドライブまたはシステム修復ディスクと合わせて使いリストアができる。
OSイメージ:あり(アプリやユーザ作成ファイルを含む)
媒体:HDD CD/DVD/BD USB NASなんでもOK
作成方法:コントロールパネル ー バックアップと復元(Windows7)ー システムイメージの作成
・バックアップ
機能:ユーザ作成ファイルをファイル単位でいつの時点の状態に戻すか指定してリストアできる。(macのタイムマシンと同じ動作)コンピュータ起動時にバックアップされ、その後1時間ごとにバックアップされる。
OSイメージ:なし
媒体:HDD CD/DVD/BD USB NASなんでもOK
作成方法:設定 ー 更新とセキュリティ ー バックアップ
(初期設定すれば1時間ごとに自動でバックアップされる)
\*バックアップと復元(Windows7)の「バックアップ」ではない。
windows7のバックアップはファイルをいつの時点に戻すか指定することができなかった。
-
回復ドライブにはOSイメージが含まれるので、OSのリカバリはできるが、ユーザ作成ファイルやインストールしてあったアプリはリストアできない。
そこで、システムイメージを作成する必要があるのだ。(コントロールパネル ー バックアップと復元(Windows7))
アプリをインストールし直すのが苦でなければ、上記のバックアップと回復ドライブだけでシステムイメージは必要ない。
回復ドライブとシステムイメージでコンピュータを復元(OS、アプリ、ユーザ作成ファイル)し、最近変更した個別ファイルをバックアップでリストアするのが最も望ましいだろう。
<回復ドライブ(USB 約8GB) + システムイメージ(HDD CD/DVD/BD USB NASなんでもOK 100GB前後)からリストアする方法>
コンピュータ電源OFF
↓
USB(回復ドライブ)差し込む
システムイメージ格納ドライブ差し込む
↓
コンピュータ起動
↓
F9またはF12キーを押して起動するデバイス選択画面を表示させる
↓
キーボードの選択画面
(日本語)
↓
オプションの選択画面
(トラブルシューティング)
↓
トラブルシューティング画面
(詳細オプション)
\*ここで「ドライブから回復」を選ぶと回復ドライブからOSのみリストアできる
↓
詳細オプション画面
(イメージでシステムを回復)
↓
回復するオペレーティングシステム選択画面
(Windows10)
<バックアップから復元する方法>
設定 ー 更新とセキュリティ ー バックアップ ー その他のオプション ー 現在のバックアップからファイルを復元
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