もう一月経つと、あの懐かしい夏がやってくる
私が育った家はJRの駅から5分ほどの好立地だった。
にもかかわらず畑が敷地内にあり、夏にはトウモロコシやインゲンが実り、秋にはさつまいもを祖母が収穫していた。
夏には遠い親戚にあたる人がスイカをトラックに山のように積んで持ってきてくれたものだ。
仏壇の前には大きなスイカがいつもあった。
毎月1日には祖母が「おついたちだよ」とお赤飯を炊いてくれた。
夏休みになると決まっていとこたちが訪ねてきては数日泊まって、遊ぶのが楽しみだった。
父のオートバイに3人乗りして近くの山林に行ってクワガタを採るのが大好きだった。
クヌギの木を父が蹴るとクワガタやカブトムシが雨のように降ってきた。
家に帰ると祖母がこしらえたぼた餅をお腹いっぱい食べた。
もう一月経つと、あの懐かしい夏がやってくる。
その家は今はないが、年に一度だけお墓まいりに帰るのが楽しみだ。
その時には蒸したさつまいもやぼた餅をお墓に供える。
2023年12月 | ||||||
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