androidとiOSでは同じUnicodeでも異なる文字コード体系
Unicodeという文字コードを初めて知ったのは、今から20年以上前のDEC WORLDでのアプリケーションのローカライズについてのコンファレンスでだった。
MicrosoftとAppleが作ったShiftJISという中途半端な妥協の産物の日本語文字コードはバイト境界をプログラマーが意識し続けなければならなかったし、文字コード自体がASCIIと重複していてプログラマーはそれをエスケープして対処する必要があった。
もちろん、日本語と英語しか表現できなかった。
EUCはSUNなどのUNIXで使われた。
プログラマーにとってはパラダイスに思えた。しかし、日本語と英語しか表現できない。
海外のアプリケーションを日本語にローカライズするだけなら上であげた2つの文字コードでもできた。
しかし、世界中の言語に対応したアプリケーションを作るには世界中の言語を表現できる文字コード体系が必要だった。
Unicodeの登場である。
一つのアセットで多言語化が簡単にできるようになった。
しかしだ、UnicodeはUni(単一)ではなかった。
UnicodeにはUTF-8とUTF-16がある。
ASCIIの取り扱いに違いがあるのだが、とにかく相互に互換性はない。
WindowsやAndroidではUTF-8が使われ、MacとiPhoneではUTF-16が使われている。
UTF-8は欧米人が我々はほとんどASCIIしか使わないから、無駄に3倍の容量が必要なUTF-16なんて使いたくないという論理から生まれてきたものだ。
そして日本人にとっては絵文字が国際的に市民権を得られたのもUnicodeのおかげであると言える。
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