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三浦九段将棋スマホ不正事件で思い出したこと

三浦将棋スマホ不正事件で思い出したことがある。

小学校5年生の春、一週間毎日放課後に居残りさせられ、担任の教師に不正疑惑を追及され続けた。

その原因はクラスメイトによる告発だった。

その頃の小学生は年に一回ギョウ虫などの検査のために検便というならわしがあり、プラスチックの小さな容器を自宅に持ち帰り、割り箸などでその容器に自分の便を入れて、校内の保健室の所定の提出場所に自分で持っていっていた。

ある日、教室を清掃しているときに誰かがプラスチックの検便容器が一つ落ちているのを見つけて担任教師の古川に届けた。

誰の容器だということになり犯人探しが始まったとき、学級委員の庄司が

「机を運んでいるときに、私(著者)の机から検便容器が落ちるのを見た。」

と担任の教師に告発した。

その日から毎日担任の教師の古川による問い詰めが始まった。

「僕は検便容器を提出したし、あれは僕のじゃない。」

と小学生の私がいくら抗弁しても、

「(勉強も良くできて学級委員の)庄司が嘘をつくはずはない。これはおまえの検便容器だろ。検便を提出してないのはおまえだ。」

と、放課後毎日居残りさせられ責め立てられた。

そんなことが一週間ほど続いたある日の放課後、私が泣いて腫れた顔を水道水で洗っていると、学年主任の教師が通りかかり「どうした?」と訊いてくれた。

私が「(担任の)古川先生が僕の言うことを信じてくれないんです。」

と泣きながら訴えると、

「分かった。俺から先生に話しておくから安心して帰りなさい。」と日ごろは強面の50代の男性の学年主任の教師は優しく言った。

翌日から、検便容器の話題は一切聞かなくなった。

担任の20代の女教師の古川はその年に結婚し教師を辞めた。

どんな組織でも同じだが、その組織内で力のあるものから目をつけられると居場所を奪われることに発展する。

三浦九段は感想戦で相手の棋士に質問責めにすることや後輩棋士の研究手を真似するなどとして、10年以上前から渡辺九段に嫌われていた。

2016年10月初旬に渡辺九段によって嫌疑を告発される直近3試合でいずれも三浦九段は渡辺九段に圧勝している。

渡辺九段は唯一永世竜王の権利を保持する実力者であり、口下手な三浦九段とは対象的に弁舌が達者だ。

後日談。

私が検便容器を提出していないとして、私を告発した庄司はその後のギョウ虫検査で陽性となった。

授業中、庄司はよく鉛筆をかじっていた。筆箱の鉛筆はどれもボロボロだった。

小学生のその当時は教師からの尋問が無くなったことにホッとして、この事件について考えようともしなかった。

あのピンク色のふたのプラスチックの検便容器は庄司のものだったのだろう。

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