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21世紀、世の中にアプローチするには自分の考えをテキストや動画として表現できるかどうかだ

私が最初にこの世の中にアプローチしたのは22歳のときだった。

出版社の版下用のデータ作成を受注するために23区の職業別電話帳をNTT電話局に行ってもらってきて、丸一日電話をかけまくった。

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私は親から子へ容姿や性格だけでなくその記憶も遺伝すると思っている。

父は自分の職業を自由業と言ってのけるほど自由を大切にする人だった。

大学を除籍してさて何をやるかと考えたとき、まず東京で働きたいと思った。

事務員という職業が楽しそうだったので乃木坂にある弁理士事務所に勤めた。

法学部にはそういった類の募集が掲示板によく貼ってあった。

そこで初めてキーボードというものに触れワードプロセッサの使い方を学んだ。

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私は組織や団体といったものが嫌いだ。

小中学校までは普通に学生生活を送れていたのだが、高校に入って電車で通うようになりクラスは女子生徒の方が多くその女子が可愛い子ばっかりでとてもびっくりした。

中学の頃は休みになると魚釣りばかりしているような中学生で、まるで女子生徒には興味がなかった。

たぶん性的衝動か何かか高校生になって大人の階段を一歩登ったのが影響したのか性格が内向きに変わってしまったのだ。

クラスから浮き、団体行動ができなくなっていた。

元々の性格として自己中心的で性格が悪かったという事も多分に影響しているとは思う。

そんな性格だったため就職しようと思った事はなかったのだが、この社会ではどこかの組織に属さなければ女の子と知り合う機会もないという理由から就職する事にした。

時代はバブルだったので就職先は世の中に溢れかえっていた。

どんな会社がいいかなと考えると、エアコンの効いた部屋で椅子に座って働ける職業がいいなと。

求職情報誌をパラパラ見ていると未経験者可でシステムエンジニアという職業の募集がたくさんある事に気づいた。

コンピュータ関連のカテゴリだったのでコンピュータを使う職業なのだろうか?

本屋の別のコーナーに移動して職種事典で調べてみると、

「経理システムや人事システムなど企業のコンピュータシステムを構築する職業です。」

かわいい経理のOLや人事のおじさんの仕事を楽にしてあげる職業か。

コンピュータというか電子計算機を見たのは、鉄人28号か鉄腕アトムを作った博士がくるくる回る所のある人間より大きな四角い機械からずるずると何かが書かれたテープを引っ張り出していたのをテレビで見たのが初めてだった。

ワードプロセッサを使っていたのでキーボードをブラインドタッチしたりフロッピーディスクを扱ったりしていたので、コンピュータを操作することは問題なかったのだが、「システム開発」とか「プログラム開発」というのがキーボードを使ってアルファベットでわけのわからない言葉を入力するという認識だった。

20歳のころにコンピュータルームに入る機会があって、そこにいた人にシェルプログラムを見せてもらって、これがプログラムというものだと教えてもらったことがあった。

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私の家は両隣が床屋と薬局で道を挟んで前にお茶屋があった。

小学生のころにその薬局の隣に本屋ができた。

そのためか、何かわからないことを抱えると本屋と図書館で調べることが習慣になっていた。

21世紀のように情報の共有化は進んでおらず、周囲にその分野に秀でた人がいなければ書籍から学ぶほかなかった。

しかし、一般向けに書かれたプログラムについての本は見つからず、コンピュータは高価だし電気屋でも売っていずどこで売っているのかさえ分からなかったのだ。

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世の中は景気の良いバブルでもあり、何も知らない私に丸々3ヶ月かけてコンピュータとプログラムについて20万円ほどの給料と社会保険付きで一から丁寧に教えてくれた。

男女7人いた同期は終わる頃には4人に減っていた。

私自身も16進数とはどういうものか、そこから教えてもらわなければならないほどだったため、同期から教えてもらったりしながら何とか3ヶ月後にはC言語の再帰関数とリスト構造を使ったプログラムを作ることができるまでになることができた。

それから11年後、2回目の世の中へのアプローチをしようと思った。

景気は悪かったものの小泉政権の真っ只中で世の中に挑戦しようという空気が満ちていた。

企業から広告用ウェブデザインやウェブアプリを受注するために、受付用ホームページをYahooとGoogleで上位表示されるようにした。

2回目の世の中へのアプローチでは電話帳は必要なかったし、向こうから依頼の電話やメールをしてくれる世の中に変わっていた。

20世紀の世の中だったら、4大マスメディアに広告や広報を掲載したり、街角に看板や交通広告を出したりするのは大きな資本がなければ、それはできなかった。

21世紀初頭には既にウェブを使って世の中にアプローチすることが可能だったのだ。

10年代になってSNS全盛になると、通信プロトコルは変わらずHTTPを使っているもののHTMLは使われなくなった。

HTMLの代わりに登場したのが、アプリだった。

最近特に感じることだが、自分の考えをテキスト文章や動画として表現できるかどうかが、21世紀の世の中にアプローチできるかどうかの差になると考えている。

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