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「ある時点において相手の行動を制限することへの快楽」がテキストを送るより電話をかけることにバイアスがかかる要因

トランプ大統領や英国のEU離脱の例を持ち出すまでもなく、この社会は大きく変わろうとしている。

難民とテロに苦しむ欧州について語りたいところではあるが、ここでは日本社会の変貌について語ることにする。

2000年代初頭のインターネットが浸透し始めの頃、オフィスで隣の社員に命令するのにもメールで行うという風潮がまことしやかに伝えられ、そんな会社もあるんだなぐらいに思っていた。

2010年代になると、遅刻や休暇届けなどの勤怠に関する連絡をメールで行うようになった。

私は当初その風潮にとても違和感を感じていた。

私が営業や顧客折衝などで飛び回っていた1980年代、90年代、2000年代という時期には電話がなければ仕事が始まらないという時代だった。

初めて起業した1988年、近くの電話局に行って都内版のタウンページ電話帳をもらってきて、取引先になりそうな会社に上から順番に次々と電話をかけた。

これが私が行った初めての営業活動だった。

2002年に現在の会社を起業した時には、顧客のほうからYahooで検索して電話をかけてくれたりテキストを送ってくれるような社会に変わっていた。

それでも、電話はなくてはならないメディアだった。

離れた相手に何かを伝えたい場合には電話を使うのだという意識がこの社会に根付いていたからだ。

2017年現在、電話による音声通話は全く使っていない。

ときどき電話で話したい人がかけてはくるが営業の電話が多いので、仕事に集中している時などは事務所にいても電話にはでないことが多い。

受付や営業専門の人が大勢いるような顧客対話型の企業であれば、電話で顧客と話すことそれ自体が仕事の中心であるので、いまだに電話は必須のメディアだ。

プログラマは職人型の企業であるので、電話で話すことにプレミアムはない。

プレミアムがないばかりか、電話で顧客と話すという行為はリスクが非常に高いのである。

いきなり電話がかかってきて概算金額を求められても、即答してしまって見当違いの金額を答えてしまうと問題になるので、時間をおいて後でメールしますと返答することになる。

人が電話をかけるという行為を好むのは、「直接電話できる相手」という優位意識が潜在しており、時間をかけてテキストを書いて相手に送るという大昔からある昔ながらの行為より、手軽で優位意識をもって相手にコンタクトできるという高いモチベーションに裏付けされている。

「ある時点において相手の行動を制限することへの快楽」が、テキストを送るより、相手に電話をかけることに重み付けを与えるのだ。

通話や対話という行為は、好きな相手との会話のように話すこと自体に意味があったり、会話それ自体にプレミアムがある場合を除き、多くの場面において廃れていくと考えている。

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